富士と白鳥　山中湖湖畔にて

富士山を背景に水面をゆったりと泳ぐ白鳥、その姿はとても優雅で、心が和みます。
今回は弊社フジキカイの名にちなみ、富士山の写真を一枚目にご紹介いたします。
秋の訪れを感じる季節、少しでも穏やかな気持ちになっていただければ幸いです。

さて、写真に写っている白鳥ですがよく見ると頭にコブがあります。これはコブハクチョウという外来種で、
自然に生息しているものではなく山中湖で飼育されている白鳥です。夏でも山中湖で見ることができ、多くの観光客に親しまれています。
一方で、冬に飛来するオオハクチョウなどの渡り鳥の白鳥は、環境の変化などによりその数が減少しているといわれており越冬地は北上傾向にあるようです。
白鳥のいる山中湖を維持するために飼育されてきたコブハクチョウも現在では個体数が増加し、既存の自然環境への影響が懸念されていることから、
個体数の観察と個体識別管理が行われているそうです。

自然と人との関わりはとても繊細です。美しい風景を守りながら、自然と上手に付き合っていきたいものですね。